六甲新岩 偵察

 2003年11月15日
 田中・坂地(記録)


 ・・・岩質は固い花崗岩系の岩から成り、一枚岩を形成する部分が多く、以前はエイドクライミングのトレーニングに利用されていた。ここ数年、大半のルートがフリー化され、フェース系のクライミングを十分楽しめるルートとなった。岩場は大きく分けて六つの壁に分けることができ、簡単にそれらの継続が可能で、その場合は5〜6ピッチのルートをとることもできる。(「関西の岩場」より)


 15日の土曜日、田中さんと京都の金比羅山に行こうと計画していました。しかし、天王寺に集合すると今にも雨が降りそうな天気で、せっかく行っても無駄になる可能性大。雨の大原を男二人で散策するのも色気のない話で、金比羅は次回まわしにすることに決定。さて、どこに行こうかという話になり、以前、田中さんが新岩のことを話していたのを思い出して、宝塚の新岩への下降路をさがしだし、新岩を登ることにしました。
 スポーツニッポンゴルフ場手前の墓地の駐車場に車をおいて、空荷で下降路をさがしました。「関西の岩場」には車道沿いに下降路がある様に書いていますが、墓地からゴルフ場入口まで往復したが下降路らしいものはありません。墓地が拡張されたためか?と考えて墓地入口から土手の上の山道を歩いていきました。少し入ったところと、ずいぶん行ったところと2ヶ所下降路らしきものがありましたが、初めの方がはっきりしていたのでそちらを下りて行くことにしました。といっても、ここを下りていけば新岩にたどり着けるという確信もないので、荷物を取りに戻ろうとは二人とも言い出しませんでした。
 谷を20分ほど下りると新岩の下部が見えてきました。すぐに正面壁の取り付きに着きました。出だしはハングで上部は見えません。登ったという人の話も聞かないので、古いハーケンだけのぼろぼろの岩場を想像していたのですがボルトが打たれていました。下りてくるのもしんどいし、二度と見る機会もないかもしれないから、見られるところは見ておこうとあちこち歩き回りました。ハンガーらしきものがピカッと光っているのも見えたので、今でも登りに来る人がいるのでしょう。武庫川の向こう岸をハイカーが歩いてるのが見えました。廃線ハイクの人たちです。「関西の岩場」の時代には武庫川沿いを福知山線が走っていたので、武庫川沿いに新岩に来るには、腰まで浸かってへつらなければならなかったようですが、今は新岩の対岸まで廃線跡を歩けるので、武庫川さえ渡れたら簡単に新岩に来ることができるはずです。(しかし、次の週に田中さんが廃線ハイクをして確かめたところ、簡単に武庫川を渡れるところはなかったということです)
 一通り見て回って、もと来た谷を上がっていきました。これで見納めと後ろを見て驚きました。下から見ていたのではわからなかった新岩の全貌が見えたのです。前の壁の前面フェースも正面壁のハングもりっぱでした。もう一度、道具を持って来ようと思いました。              


(坂地)